よく慣れていた桜文鳥。
誰も怖がらず、父母姉弟みんなの肩や頭を自由に飛んで回っては、愛嬌を振りまいています。
しかし、こんなに可愛い手乗り文鳥。
本当の飼い主が探してると思うと、kucibasi姉弟の心境は複雑でした。
桜文鳥と別れたくない気持ちと葛藤しながら、kucibasi姉弟は迷子文鳥のポスターを作り、近所の電柱や掲示板に貼りました。
………飼い主は現れませんでした。
「カゴ、買おうか。」
数週間後、父の一言。
桜文鳥はkucibasi一家の家族になりました。扇風機生活の終わりとともに。